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古紙に関する知識
古紙問屋の業務内容

 古紙問屋の業務は多岐にわたり、古紙の入荷経路、古紙問屋自体の規模・地理的条件等によってその対応は必ずしも一様ではありませんが、現状の古紙問屋ではどのような機能とシステムで業務が行われているのかをご紹介します。

1.古紙の荷受
 集荷人あるいは集荷業者が回収した古紙は数十キロから数トンまで様々ですが、古紙問屋のヤード(作業場)に持ち込まれたものを品種別に計量し、古紙市況に応じ予め設定した価格で取引きします。
古紙問屋業務1
2.古紙の選別
 古紙問屋は、回収された古紙に混入している禁忌品と呼ばれる物(アイロンプリント紙、点字の書物、臭いのついた紙など)や生ゴミを除去しなければなりません。
 近年は紙と他の素材との複合品が増加に伴い禁忌品の範囲が拡大しているので、その禁忌品の除去に多大な労働力を要するようになっています。
古紙問屋業務2
3.古紙の分類
 古紙回収時の分別により段ボール・新聞・雑誌等に大別されますが、製紙原料とするには完全ではありません。
 品質維持のうえから他品種の古紙の混入には許容限度があり、中質紙、上質紙、印刷の有無、インクの種類などによって製紙工程で支障のないように分類する必要があります。
 印刷や紙加工技術の進歩により分類作業も複雑になっていますが、高度に熟練した技術と薬品による判別法などで的確に対応しています。
古紙問屋業務3
4.古紙の梱包
 古紙の輸送、在庫保管及び大量消費への対応には、古紙を圧縮梱包して1トン程度のサイコロ状の塊にする必要があるため、大型プレス機(ベーリングマシン)の設置が必須条件となっています。
古紙問屋業務4
5.古紙の大量集約
 製紙メーカーの古紙使用量は、毎日数十トンから数百トン、大手メーカーでは数千トンに及びます。
 そのため古紙の小口発注管理は実質不可能であり、古紙問屋による大量集約が必要となります。
   
6.古紙の需給調整
 製紙業界の景気変動あるいはメーカーの各製造品種の増減などにより、古紙を含む原料の使用量に影響が出てきます。
 古紙需給の均衡上、古紙問屋は自らのヤードに在庫を持つことで古紙の需給調整を行わなければなりません。
 余剰時の在庫は、ヤードの収容能力によって古紙問屋1社当たり数百トンから数万トンにも及ぶことがあり、各組合単位で余剰解消を図るために輸出を行っています。
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7.古紙の出荷調節
 製紙メーカーの生産計画に基づき品種、数量を調整し、輸送効率を考慮し、適宜メー力ーに古紙を出荷搬送しなければなりません。
   
8.古紙の品質維持
 古紙は保存の仕方で品質に影響が出ます。劣化しやすい古紙は、水濡れや日焼け、腐敗の防止のため、常に充分な注意と管理が必要です。
   

こちらの古紙に関する知識は、全国製紙原料商工組合連合会のホームページを参考にしています。

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